妊活を始めると、
まずは通院せずに
自分たちでタイミングを合わせる
「タイミング法」から始める方が多いと思います。
そして、なかなか妊娠に至らない時
次の選択肢として出てくるのが
「人工授精(AIH)」です。
ただ、ここで
- 「人工授精ってどんなことをするの?」
- 「体外受精みたいなもの?」
- 「そこまでしないといけないのかな…」
と、不安になる方も少なくありません。
実際には、
人工授精(AIH)は
“タイミング法とまったく別の治療”というより、
「精子が子宮へ届くまで」を少しサポートするイメージです。
タイミング法のままでもいいご夫婦もいれば
人工授精にステップアップした方が妊娠しやすくなるご夫婦もいる。
まずは違いを理解しましょう。
■ タイミング法と人工授精(AIH)、何が違うの?
タイミング法とは?
タイミング法は、排卵日に合わせて自然な形で妊娠を目指す方法です。
実はこのタイミング法も
自己流で行う方法と、
クリニックに通院してベストなタイミングを指示してもらう方法、
2つの方法があります。
《自己流》
通院の手間とストレスがないメリットもある反面
実際には
・アプリで予測した排卵日がズレていた
・実は排卵していなかった
などのケースもあり、
なかなか妊娠に繋がらないことがあります。
《通院》
・超音波で卵胞の大きさを確認する
・排卵日を予測する
・必要に応じて排卵誘発剤を使う
などを行いながら、
妊娠しやすいタイミングを合わせていきます。
生理周期が不規則な場合や、
タイミングを取れる回数が限られる場合は
通院の方が合っている場合もあります。
人工授精(AIH)とは?
人工授精(AIH)は、洗浄・濃縮した精子を子宮内へ注入する方法です。
採取した精子をそのまま使うのではなく、
動きの良い精子を集めて調整してから使用します。
メリット
- 動きの良い精子を集められる
- 精液中の不要な成分を取り除ける
- 子宮の近くまで届けられる
デメリット・注意点
- 調整の過程で精子数は減る
- もともとの精子数が少ない場合は不向きなこともある
タイミング法と人工授精(AIH)の大きな違いは、
- タイミング法 → 性交によって精子を届ける
- 人工授精(AIH) → 医療的に精子を子宮へ届ける
タイミングよりも人工授精が適しているケースもあります。
- 精子の運動率がやや低い
- 頸管粘液が少なく、精子が子宮に入りにくい(女性因子)
- 抗精子抗体があり、精子が体内で攻撃されやすい(女性因子)
- タイミングが取りづらい(夫婦の生活リズムのズレや性交痛がある場合など)
- タイミング法を一定期間続けても妊娠に至らない
「自分たちはどれかに当てはまるかも」
と感じた方は、
選択肢として考えてみる価値があるかもしれません。
■ 人工授精は”不自然”じゃない|受精はちゃんと体の中で起こる
「人工授精」という言葉を聞くと、
なんとなく”人工的”で”不自然”なイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、
人工授精で”医療が行うのは、
精子を子宮へ届けるところまで”です。
その後の受精は、体の中で自然に起こります。
精子が卵子にたどり着いて、受精して、着床する——
このプロセスは、
タイミング法と何も変わりません。
体外受精との違いもよく混同されます。
| 受精が起こる場所 | |
|---|---|
| タイミング法 | 体の中 |
| 人工授精(AIH) | 体の中 |
| 体外受精(IVF) | 体の外(培養室) |
体外受精は卵子と精子を体の外で受精させますが、
人工授精はあくまで体内での受精。
「精子が子宮まで届くルートを短くしてあげる」だけで、
受精・着床のプロセスは自然妊娠と同じです。
■ タイミング法を続ける?人工授精へ進む?|納得して選ぶために知っておきたいこと
「できれば自然に授かりたい」
「もう少しタイミング法を続けてみようか」
「それとも人工授精へ進むべきか…」
妊活中、
こんな悩みを抱える方はとても多いです。
正直なところ、何が正解かは一概には言えません。
ただ、判断の目安になる要素はいくつかあります。
人工授精を検討するタイミングの目安
- タイミング法を6ヶ月〜1年続けても妊娠に至らない
- 精子の運動率や数に問題がある
- 排卵の状態や頸管粘液に課題がある
- タイミングを合わせること自体がストレスになってきた
一般的に
35歳を境に妊娠率が変わってくることもあるため、
年齢的な焦りから仕方なくステップアップを選ぶ、
という方もいます。
実際
年齢は無関係ではありません。
時間が無限にあるわけでもありません。
ただ、だからといって
“焦って進むことが最善でもない”
と私たちは考えます。
大切なのは、自分たちが納得した上で選ぶことです。
■ 2022年から保険適用に|金銭面のハードルも下がっています
人工授精は2022年から保険適用となり、
自費診療だった頃に比べて、
費用の負担がぐっと軽くなりました。
保険適用での費用は病院によって異なりますが、
一般的に、
1回あたり数千円程度で受けられるケースも多く、
「費用面が心配で踏み出せない」
という方にとっては
以前より選びやすくなっています。
保険適用には、
年齢や回数の条件がありますので、
詳しくはかかりつけのクリニックで確認してみてください。
「早くステップアップしないと」と焦らなくていい
ネットで調べると、
「年齢的に急いだほうがいい」
「人工授精の成功率は低いからすぐ体外受精へ」
といった情報も目に入ってきます。
でも、
妊活の進め方に唯一の正解はありません。
タイミング法を丁寧に続けることも、人工授精を選ぶことも、
どちらも立派な選択です。
焦りや不安に流されず、自分たちのペースで、納得しながら進んでいきましょう。
■ タイミング・人工授精中にできること|土台づくりのための鍼灸という選択肢
タイミング法や人工授精を続けていると、
「基礎体温もつけて、排卵日を予測して、
できることはやっているのに、
なかなか結果につながらない」
そんなもどかしさを感じる方もいるかもしれません。
実は
妊活の盲点はここにあります!
排卵日のチェックや治療内容に意識が向きやすい一方で、
ストレスや身体の緊張、手足の冷えなどの
『心と身体のコンディション』も
妊娠にはかなり大きな影響を与えているんです。
妊活鍼灸で行うのはまさにこの、
『心と身体のコンディション』を整えること。
- タイミング法
- 人工授精(AIH)
- 体外受精(IVF)
どのステップを選ぶ場合でも、
身体の土台を整えておくことはとても大切!
今から整えておくことで
妊活中〜産後の生活が楽になるだけでなく、
生まれてくる赤ちゃんの健康にも繋がるので
ぜひ、
選択肢のひとつとして、考えていただけたら嬉しいです。
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