妊活サプリ色々ありますが、皆さんは何を飲んでいますか？
【葉酸】は、妊活には必須サプリですね。
でも、もしかしたらそれ以上に大切かもしれないのが【ビタミンD】です！
とくに、冬の間は絶対にとっておきたいサプリ。

最近ではビタミンDと妊娠との関係性の論文も沢山出ており
その重要性をご存知の方も多いはず。
不妊治療のクリニックでも、早いうちにビタミンD濃度を検査して
サプリの摂取をすすめるところも増えていますね。

そして、紫外線により合成されるビタミンDは
紫外線量の減る冬の季節は誰でも減ってしまいます！
冬の妊活には、とくに重要アイテムです！

 

ビタミンDが足りないと・・・

一般的には、カルシウム吸収を良くして骨を強くする栄養素であるビタミンDですが
実は妊活においては、妊娠前だけでなく妊娠中から胎児の発育まで
様々なフェーズで関わってくるって知っていましたか？

有名なところだと、ビタミンDの血中濃度が高いと
着床率・妊娠率・出生率を高め、流産率を下げることが報告されています。

他にも、妊娠の妨げとなるPCOSの改善や、
AMHの上昇との関連も示唆されています。

女性だけでなく男性においても
精子の運動率、受精能力を強くするといった結果も。

妊娠してからは、早産リスクとなる妊娠高血圧や妊娠糖尿病などの低下
低出生体重児・体内発育遅延児（SGA）・出生児のADHD・喘息発症リスクの低下
などに影響しているのではと言われています。

これだけでも、ビタミンDが摂りたくなっちゃいますよね。

 

ビタミンDは粘膜の結合を強くして、体のバリア機能を高めてくれます。
免疫力にも関係してくるので、感染症対策にも重要です。
血中のビタミンD 濃度が高いと、妊活において大きな妨げとなる【炎症】が起きにくくなります。

体の中で一番最初に外敵と接する部分である粘膜は炎症しやすいところです。
粘膜に炎症が起きると、リンパ管を通じて他の粘膜へ炎症が飛んでしまうことも。
最初は鼻風邪だったのに何故か胃腸にきてしまうように、
それが子宮の内膜に炎症を起こしてしまうこともあるんです！
そうなると途端に着床しにくくなります。
アレルギーや便秘などの慢性炎症がある方は
そちらにエネルギーをとられてしまい
卵の質を落としている可能性もありますよ。

血中ビタミンD濃度は採血で調べるのが確実ですが、

・花粉症、アレルギーがある
・便秘、下痢をしやすい
・口内炎ができやすい
・アトピーがある

そんな症状のある方は、不足している可能性あり！
東京慈恵会医科大学による2019年4月～2020年3月に行われた大規模調査では
なんと98％もの日本人がビタミンD不足だったそうです！

 

ビタミンDはどうやってとればいい？

ビタミンDは不足しがちな栄養素です。
どうやって摂るのが効率がいいのかというと、やはり【サプリ】がオススメです。

ビタミンDは、紫外線を浴びることにより皮膚で合成されるものと食べ物からの摂取があります。
ただし、紫外線を浴びることは酸化ストレスを増やし卵へのダメージを増やすことにもなるので
妊活中の方にはあまりおすすめできません。
冬に限らず、夏の間も食べ物・サプリからの摂取がおすすめです！
紫外線量の少なくなる冬の間は、誰でもビタミンDの合成が減りますので
血中濃度を落とさないよう、とくに心がけたいですね。

食べ物から摂取する場合は、魚類・きのこ類に多く含まれます。
脂溶性ビタミンであるビタミンDは、脂質と一緒に摂取すると吸収が良くなります。
脂質を含んだ魚から意識して摂取するか、きのこ類を揚げたり炒めたりして食べるのがおすすめです。
ただし、揚げ油などは炎症の原因物質でもありますので妊活中の方は油のとり過ぎには注意して下さいね。

 

あなたのお腹はビタミンD、吸収できてる？

食事やサプリから摂る場合、脂溶性ビタミンであるビタミンDは油と同じ吸収経路で体に取り込まれます。
そのため、胆汁酸などによって乳化(ミセル化)されてはじめて腸から吸収されます。
油っこい料理が苦手だったり、消化の弱さがある方は、胆汁酸があまり出ていないため
食事からのビタミンD吸収が悪くなります。これはサプリでも同じです。
お腹が弱い方でもしっかり吸収するためには【乳化】されているサプリがおススメです。
ビタミンDをはじめ脂を含むサプリは【乳化済み】のものを選びましょう。
当院で扱っているサプリは、お腹の弱い方でも吸収できるように
原材料・添加物などの品質だけでなく吸収率にもこだわっています！

妊活においては、妊娠前から出産まで大活躍のビタミンD。
身体に合う形で効率よく摂取して、味方にしていきたいですね！

 

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もちろんサプリに頼るだけでなく、吸収する体の方を変えていけば
しっかりと栄養を取り込めるようになります。
鍼灸施術や食生活、生活習慣の改善などで
自分の内臓力を高めることが、妊娠するための近道です。

「今飲んでいるサプリが自分の体質に合っているのかな？」
「ビタミンDをとっているけどあまり検査数値が変わらない」
という方は、施術の際にいつでもご相談下さいね！